2012.05.14 Monday
原美術館 / 杉本博司 ハダカから被服へ
原美術館に、「杉本博司 ハダカから被服へ」展を観に行ってきた。


杉本博司は、コンセプチュアルな作品で世界的にも著名な写真家。今回の展覧会は、服について、徹底的にこだわった一連の作品群からなる。私には説明する能力が欠けるので、展覧会の入り口にも掲げられていた本人の言葉をそのまま引用しよう。
ハダカから被服へ
なぜ私達人間は服を着るのだろう。私達は装い装う。私は私以外の何者かになりたい。いや、私であるためには、私は私を装わなくてはならない。現代文明のただ中では、裸は許されない。私は裸の自分を羞じる。私は着せ替え人形だ。毎日服を着て、私は私を演出する。私が裸でいられる短い時間、それは入浴の時と、子孫繁栄の時。私が子孫繁栄の時へと導かれるためには、夥しい擬態と演出が必要だ。私が私を裸の恍惚へと導くためには、夥しい数の服が必要とされる。
その短い子孫繁栄の時が過ぎ去っても、私は私の装いを続けなければならない。他人はあなたの装いを見て、あなたを認知する。それがあるにしろ、ないにしろ、私は私の知性を装い、私の資産を装い、私の嗜好を装う。装いは服だけではない。私の表情、私の仕草、私の眼の翳り、それらは自動的にあなたの着るものと連動している。あなたの意志とは係わりなく、あなたの着る服が、あなたの表情を決める。あなたは、あなたの服の気持ちになる。顔というあなたの仮面は、あなたの服に最もふさわしい仮面を選ぶ。
大昔、私達が裸で暮らしていた頃、私達は幸せだった。
杉本博司
最後の一文は、諧謔に満ちた杉本のことだから、そのまま受け取るべきか、はなはだ疑問だが、いずれにせよ、この企画展では、人間と服の関わり方の不変と変化を楽しむことができる。
もちろん、杉本特有の落ち着いていて静謐な写真もいつもながら素晴らしいし、さらに、野村萬斎の為にデザインした能衣装や人形浄瑠璃の衣装(エルメス!)なども展示されており、杉本のクロスオーバーな仕事ぶりも堪能できる。




杉本博司は、コンセプチュアルな作品で世界的にも著名な写真家。今回の展覧会は、服について、徹底的にこだわった一連の作品群からなる。私には説明する能力が欠けるので、展覧会の入り口にも掲げられていた本人の言葉をそのまま引用しよう。
ハダカから被服へ
なぜ私達人間は服を着るのだろう。私達は装い装う。私は私以外の何者かになりたい。いや、私であるためには、私は私を装わなくてはならない。現代文明のただ中では、裸は許されない。私は裸の自分を羞じる。私は着せ替え人形だ。毎日服を着て、私は私を演出する。私が裸でいられる短い時間、それは入浴の時と、子孫繁栄の時。私が子孫繁栄の時へと導かれるためには、夥しい擬態と演出が必要だ。私が私を裸の恍惚へと導くためには、夥しい数の服が必要とされる。
その短い子孫繁栄の時が過ぎ去っても、私は私の装いを続けなければならない。他人はあなたの装いを見て、あなたを認知する。それがあるにしろ、ないにしろ、私は私の知性を装い、私の資産を装い、私の嗜好を装う。装いは服だけではない。私の表情、私の仕草、私の眼の翳り、それらは自動的にあなたの着るものと連動している。あなたの意志とは係わりなく、あなたの着る服が、あなたの表情を決める。あなたは、あなたの服の気持ちになる。顔というあなたの仮面は、あなたの服に最もふさわしい仮面を選ぶ。
大昔、私達が裸で暮らしていた頃、私達は幸せだった。
杉本博司
最後の一文は、諧謔に満ちた杉本のことだから、そのまま受け取るべきか、はなはだ疑問だが、いずれにせよ、この企画展では、人間と服の関わり方の不変と変化を楽しむことができる。
もちろん、杉本特有の落ち着いていて静謐な写真もいつもながら素晴らしいし、さらに、野村萬斎の為にデザインした能衣装や人形浄瑠璃の衣装(エルメス!)なども展示されており、杉本のクロスオーバーな仕事ぶりも堪能できる。
さらに、「酒落本 秘すれば花」と銘打たれたガイドブックも、文字通り洒落ている。

帰りは、お約束のグルメコース。今回は、スープカレーではなく、ラーメン。

ごちそうさまでした!!
2012.05.05 Saturday
レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展
BUNKAMURA ザ・ミュージアムで開催中の、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展に行ってきた。




いつものことながらの人込みを覚悟していたものの、通常より、さらに長い列がチケットブースの前に。本当は帰りたいところだったが、そうは言ってもダ・ヴィンチの作品ということで、我慢して入場。とにかくお目当ての「ほつれ髪の女」↑を中心に、若かりし頃の習作「衣紋の習作」やプライベートコレクションでなかなかお目にかかれないもう一つの「岩窟の聖母」↓など、的を絞ってざっと見て回った。

「ほつれ髪の女」は、とっても小さな作品なのだが、うつむき加減の女性の表情が大変穏やかで、また、堀の深い顔に現れる陰影ときめ細かい白い肌の質感がまるで本物のよう(「ん?」、もしかして、本物以上?)。うっとり見とれるばかり。
また、衣紋の習作も、その見事な描写力に驚かされる。やはり、天才です。

それにしても、GW中は、結構、美術館に通うことになった。あと1日残っているが、どうしようかな・・・・・
2012.05.04 Friday
遂に見つけました!!+α
札幌から東京に戻って、1年半以上が経つ。その間、時々思い出したようにスープカレーを食べに行っていたのだが、本場のスープカレーに匹敵するものに出会うことがなかった。が、遂に、遂に発見!!




実は、そもそもは、学芸大学にある「カルマ」というお店を目当てに行ったのだが、何と「しばらく休みます」の張り紙が(GW中のことなのか、そうでないのかは不明)。せっかく学芸大学まで来たのに・・・・・・・
と、ここまできたなら、どうせ東横線に乗るのだから、思い切って横浜まで足を延ばそうということで、前から気になっていた横浜の「アナンダ」というお店に行ってみることに決定。これが、大正解!!!

頼んだのは、1000円のチキンカレー。辛さ4。出てきたのは、こちら↓

何だかいい匂いがするので期待が高まるが、一口、スープを飲んだら、キタ〜〜〜
さらっとしているが濃厚で、かつ、スパイスの香りと辛みがダイレクトに口と鼻の中に広がる。どこかのスープカレーに味が似ているなあと思ったら、札幌スープカレーの雄「サヴォイ」のスープにどうも似ている。色もそっくりだし、野菜やチキンの扱い方も、何だか似ているような気がする。本場に比べれば、イモや野菜のゴロゴロ感には欠けるが、このお値段なら仕方がない。チキンについては、少し固いし小ぶりだが、これも許容範囲。スープカレーは、要は、スープが決め手。ここのは、店の頭につく「札幌スープカリー」に恥じない本物の札幌スープカレーと見た。ブラボー!! 高まるぅ〜(注:SPECの当麻が使ういわゆる「ギャル語」で、「テンションが上がる」の意。すいません、前回からSPECづいてます。)
ちなみに、店で「スープカレー」というTV番組の宣伝パンフを発見。東京でもTBSで放送中のようだ。深夜も深夜、2:00台なので、早速録画を予約しておいた。どんなドラマか楽しみだ。

で、せっかく横浜まで行ったので、美術館にも、ということで、久しぶりに横浜美術館に立ち寄った。

開催していたのは、「マックス・エルンスト展」と「横浜美術館コレクション展」。
しかし、である。
私の美術観賞は、基本的に直観と好みによる。マックス・エルンストの作品で、今まで、心が動いたものがあまりなかったのだが、やはり、今回も残念ながら、あまり「高まら」なかった・・・・・・・・
「コレクション展」の方では、美術館の新コレクションである藤田嗣治の「腕を上げた裸婦」が気になった。それにしても、ここの美術館では、画の間近まで足を踏み込んで絵を見れるのが、とてもいい。いわゆる「藤田の白」を間近で見ることができて、まあ満足。
ま、それにしても、今日は、スープカレーデーということで・・・・・
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