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    2006.04.08 Saturday

    SCAI THE BATHHOUSE

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       古い町並みが残る谷中にある"SCAI THE BATHHOUSE"に宮島達男展を観にいった。



       SCAI THE BATHHOUSEは、もともと銭湯だったところをアートスペースに換えたという不思議な空間。銭湯にはつきものの下足入れや天井に設置された大きな扇風機などもそのまま残されている。

       発光ダイオードのデジタル数字を組み合わせた作品で知られる宮島達男は私の好きな作家の一人。どんな作品かを口で説明するのは難しいが、例えば、数字が9からどんどん小さくなるのだが、すごいスピードで変化する数字があるかと思えば、動いてないのではないかと思われるほどゆっくりとした数字もある。何だか、あくせくしている人間とゆったりとマイペースで生きる人間の姿に重ね合わさって思えたり、また、人生の無常みたいなものを感じたりする。う〜ん、今ひとつ上手に説明できないので、SCAI THE BATHHOUSEのHPの説明から引用すると、次のようになる。(宮島達男さんのHPも是非見て下さい。)

      「発光ダイオードのデジタル数字を様々なコンポジションに組み合わせた作品を通して現代社会の様相や生と死、人間の営みを表現し、約20年に渡り国際的に注目を集めてきたアーティストです。数字という誰にでもたやすく理解できる共通言語を通して「それは変化し続ける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」という3つのコンセプトを作品のメッセージとして伝えてきました。すでに80年代に生み出されたこの3つのコンセプトは、複雑なデジタルネットワークや端末による情報の共有が一般化した現代社会の中でさらなる現実感を伴って作品の中に浮かび上がります。」


      「宮島達男の作品制作の中でここ数年注目を集めているのが、国内外での大規模なパブリックアートのプロジェクトです。1997年のスイス・ジュネーブ大学でのパブリックアート・プロジェクト以降、この分野での活動のステージが広がり、岡山・直島での家プロジェクト作品「Sea of Time '98」、六本木ヒルズ・テレビ朝日社屋での「Counter Void」、大阪・和泉市での「Time Garden」、韓国・ソウルの Leeum Samsung Museum of Art のエントランスの作品「Transcend Section」など、スケールの大きなサイトスペシフィックな作品が相次いで発表されてきました。」

       このような大掛かりな作品で知られているが、今回は、とってもこじんまりした作品だった。大きな作品ばかりに触れていた私としては、正直言うと少々がっかりした。でも、SCAI THE BATHHOUSEのHPによると、次のような説明になる。


      「今回新たに発表する作品「Counter Fragile」では、ここ数年続いた規模の大きな作品や、あるいは硬質な素材を用いた作品表現から一転してとらえどころのないフラジャイルな(こわれやすい、もろい)フォームが出現します。この作品のために新たに開発されたごく小さなデジタル数字による形態の構成は一定の法則をもたず、まるで空間にそのまま浮かんでいるかのように微妙なバランスのもとに形づくられております。それぞれの数字はほのかな赤い光を放ちながら全体として眺めればまるで宇宙の中の星雲のようにオーガニックで柔らかな存在感をたたえています。宮島達男が六本木ヒルズの「Counter Void」で都市の中に圧倒的な死を暗喩した表現とは反対に、ここでは闇の中にささやかではあるけれど確かに存在する命が表現されているようです。」

       残念ながら、今回の企画展は、今日でおしまい。次は、4月21日から森万里子展が始まるそうだ。古い町並みの中に溶け込んだ不思議なSCAI THE BATHHOUSEをまた訪れることになりそうだ。

       ちなみに、今回は千代田線根津駅から歩いていったが、言問(こととい)通りを鶯谷方面に歩くと「旧吉田屋酒店」が見えてくる。そこの交差点で左を向くと銭湯の煙突が見えてくるので、その下辺りがこのアートスペースの場所だ。




      2017.02.26 Sunday

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        コメント
        なんとも不思議な館のようですね。美術、芸術、う〜ん奥が深いんですねえ。銭湯美術館とはなかなか面白いですね。そういう場所とマッチする作品なんでしょうか。
        • のらのすけ
        • 2006.04.09 Sunday 20:29
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        http://www3.design-fan.info/83708375838A8362834E8341815B8367/
        パブリックアート・マンハッタンの6番街55丁目にある、ロバート・インディアナの『LOVE』。東京の新宿アイランドタワーに同様の作品があるが、VとEの字の間に挟まらず通れると恋が成就するなどの噂が広まりデートスポットと化すなど、日本独自の受容が見られるにある、
        • デザイン用語【な〜わ行】
        • 2007/10/02 1:16 PM
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