2017.01.14 Saturday

東京都写真美術館

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     新年一発目の美術館情報は、やはり東京都写真美術館

     

     東京をテーマに収蔵品展と企画展を開催中。東京の様々な場所、人々をテーマに撮られた古今の写真がたっぷり楽しめた。

     

     その中でも、気に入ったのは、本城直季の実際の風景をミニチュア模型のように撮る一連の作品↓

     

     また、小島康敬の街をとらえた数々の写真も楽しめた。

     

     

     ということで、今年最初の美術館をたっぷり堪能して外に出ると、暗かった空が明るくなってきていて、私も思わずパチリ↓

     

     

     新年早々、大満足の展覧会だった。

    2016.10.01 Saturday

    トーマス・ルフ展+α / 東京国立近代美術館

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       トーマス・ルフ展を観に、東京国立近代美術館に行ってきた。

       

       

       

       トーマス・ルフは、ドイツの写真家で、デュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」の一人。写真という媒体そのもののあり方について考えさせられる作品が次から次に飛び出してくる面白い展覧会だった。

       

       例えば、こちら↓は、肖像写真だが、普通のサイズよりずっと巨大にプリントされており、たったそれだけのことなのだが、普通サイズであれば中の人物の表情などに注意が行くのと対照的に、そもそもこれが写真だということにまず意識が向くとともに、目や口といったパーツや肌の感じなどをまじまじと見てしまう。

       

       

       また、こちら↓は、最新のシリーズで、報道写真に使われた映像とその写真の裏などに記載された説明書きなどが重ねてプリントされている。

       

       

       

       その後、この美術館が誇る収蔵品展をいつものように堪能。この美術館でその存在を知り、その後とても気になっている靉光

      (あいみつ)の自画像に出会ったり、

       

       

       これまた大好きなスーラージュの作品や、ちょっと前の展覧会では大盛況でゆっくりと見れなかったのに今日は全く見向きもされないベーコンの作品をゆったり見たりすることができた。

       

       

       さらに、奈良美智が収蔵品から作品をチョイスしたコーナーも大変面白く、彼が影響を受けた松本竣介の作品や、

       

       

       戦時中の作品とは思えない、榎本千花俊の「銀嶺」などにも出会うことができた。

       

       

       ということで、東京国立近代美術館の豊富な収蔵品に改めて感心し、様々な新たな出会いに感謝する一日になりました。

       

       楽しかった〜

      2016.09.17 Saturday

      東京都写真美術館+α

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         リニューアルオープンした東京都写真美術館に行ってきた。

         


         このブログで何度も取り上げてきた大好きな写真美術館が、約2年ぶりにようやく再開され、早速のぞいてきた。


         オープニングを飾る記念すべき第1回企画展は、杉本博司「ロスト・ヒューマン」展。第一部は壮大な妄想劇場。人類滅亡の時に立ち会った様々な職業の人々が残す手紙(遺書?)とそれを象徴するようなインスタレーション(杉本の手になる作品の他、杉本の集めた骨董等のコレクション等から構成されている)の組み合わせが33パターン延々と続く。例えば、こんな感じ。

         

         「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない。今日よりも、明日の暮らしはよくなることを、国民に約束した私は馬鹿だった。資本主義の拡大再生産には限界のある事を、私は薄々知っていた。知っていながら、私は薔薇色の未来を政治家として喧伝せざるを得なかった。景気が悪くなる度に、私は不換紙幣を乱発し、国債発行で未来に借金を重ねた。そしてくる日が来てしまった。世界同時株安と国債の暴落。未来のつけを、今払わなくてはならなくなってしまった。私の代でこんな事が起こるとは思ってもみなかった。私は誠意を持って国民の幸福を思った。それが仇となってしまった。国民全員の幸福より、全員の薄い不幸のほうがましだったのだろう。カリブ海の小国のような共産主義も捨てたものではなかったのだ。私は幸福を求めすぎて、絶滅を呼んでしまった。私の遺伝子などは暗殺された方がましだ。」(政治家)

         

         「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない。地球環境の劣悪化に伴って、月移住計画などの地球脱出プログラムが試された。しかし地球近辺の衛星軌道は20世紀からの宇宙廃棄物に満たされて、宇宙空間へ飛び出るのは、かなりのリスクを伴うようになってしまった。それに宇宙空間で1年以上暮らすと皆、鬱病になってしまう。最大の問題は人間の排泄物だ。宇宙ステーションんでは排泄物を処理して定期的に宇宙空間に投棄する。地球軌道は糞だらけになりつつあり、土星の輪のように糞の輪が大きくなりつつある。もうこの生活も飽き飽きした。宇宙での自給自足は不可能だった。」(宇宙飛行士)

         

         「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない。私は潔癖主義者だった。あらゆる不正を社会から根絶することが、私の社会的使命だと思っていた。特に政治家の不正は許し難かった。私は権力者の少女売春事件や、大統領の執務室不倫事件、その他多くの収賄事件を告発することに成功した。特に政治家のセックススキャンダルは新聞の売り上げを倍増させ、ビジネスにもなった。だがある日、気がついてみると、政治家には人間的魅力に乏しい、能力の無い人間しか残っていなかった。社会は機能不全に陥り、委縮していってしまった。不法行為は許せないと思った私が馬鹿だった。法とは人間集団間の利害調整のための、ただの方便に過ぎない、法そのものが人間が作った愚かさの象徴だったのだ。」(ジャーナリスト)

         

         「今日、世界は死んだ。もしかすると昨日かもしれない。後期資本主義時代に世界が入ると、アートは金融投機商品として、株や国際よりも高利回りとなり人気が沸騰した。若者達はみなアーティストになりたがり、作品の売れない大量のアーティスト難民が出現した。ある日突然、アンディー・ウォーホルの相場が暴落した。キャンベルスープ缶の絵は本物のスープ缶より安くなってしまった、そして世界恐慌が始まった。瞬く間に世界金融市場は崩壊し、世界は滅んでしまった。アートが世界滅亡の引き金を引いた事に誇りを持って私は死ぬ。世界はアートによって始まったのだから、アートが終わらせるのが筋だろう。」(コンテンポラリー・アーティスト)

         

         このように、人類滅亡の原因も様々で、また職業ごとに使われる便せんや字体がいかにもその職業の人が好みそうなものになっているなど、その凝りように思わず、にんまり。しかし、これだけ人類滅亡のシナリオを見せられると、逆に人類はなかなかしぶといもんだなとも思えてくる。第2部は、廃墟劇場。従来発表されていた「劇場」シリーズの廃墟版。従来作品より、さらに時間の経過を感じることができる作品群がならんでいる。そして最後に三十三間堂の仏像を撮った「仏の海」。ほの暗い空間に立ち上げる仏の姿が壮観。

         とりわけ、第一部は、写真美術館という枠を超えた充実の展示で、杉本ファンの私としては、たっぷりと彼の作品を楽しむことができた展覧会だった。

         ちなみに、美術館の外観は今までとほとんど変わらない感じであったが、入り口のチケットカウンターが大きくなっていて、そばにあった売店がなくなり、美術館奥のスペースに移転。全体的には白いトーンの明るい空間になっていた。

         で、この機会に当然のように美術館の会員(従来の「友の会」が「パスポート」に変更)にもなったし、これからも沢山、足を向けることになりそうだ。

         

         

         おまけ:毎年恒例となった桜新町のねぶた祭りに行ってきた。年を重ねるごとに人気が高まっているようで、大盛況。何枚か写真を紹介しときます!

         

         

         

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